2019年09月21日公開
2020年06月08日更新
新潟県のねじ製造工場6選!
新潟県には多くのねじ製造工場があり、様々なボルトやナットを生産しています。ただ、自分のビジネスにぴったりなねじ製造工場を見つけるためには時間や手間がかかります。新潟県県内で優秀なねじ製造工場を探すのであれば、この記事をご覧頂ければ必ず見つかると思います。

新潟県のねじ製造工場事情
ある情報サイトには、新潟県でねじを製造する工場は49カ所掲載されています。新潟県内では燕市に13カ所、三条市には11カ所、新潟市には9カ所、上越市には8カ所、長岡市には4カ所、妙高市には3カ所、胎内市には1カ所ねじを製造する工場があります。このようなことから新潟県内でねじ製造工場を探すなら燕市と三条市、新潟市が多いので見つけやすいです。
新潟県のねじ製造工場6選
ここではねじ製造工場を下越地区、中越地区、上越地区、新潟県内に分けて紹介します。
下越地区のねじ製造工場
下越地区にあるねじ製造工場を紹介します。
社名 | 株式会社 金子鉄工所 |
紹介 | NC旋盤やフライス加工を使った機械加工を行っています。ボルトやナットを製造しています。 |
住所 | 新潟市中央区沼垂東5-4-15 |
TEL | 025-244-3932 |
URL | http://www.kaneko-tk.jp/pc/index.html |
中越地区のねじ製造工場
中越地区にあるねじ製造工場を紹介します。
社名 | ツルタボルト株式会社 |
紹介 | ツルタボルト株式会社は、新潟県下ではトップクラスのボルトやナットなどの品揃えがあります。自社工場で、特殊なネジや部品の加工も行っています。 |
住所 | 〒955-0082新潟県三条市西裏館2丁目10-25 |
TEL | 0256-32-5031 |
URL | https://www.bolt-nut.co.jp/index.php |
社名 | 株式会社長岡製作所 |
紹介 | 株式会社長岡製作所は塑性加工に加え、各種切削加工を手掛けています。精密ねじ付き部品や油圧部品などを取り扱っています。 |
住所 | 〒940-2022新潟県長岡市鉄工町2丁目3番62号 |
TEL | 0258-27-0455 |
URL |
社名 | 山本ねじ工販株式会社 |
紹介 | 山本ねじ工販株式会社は、締結部品や金属パーツを取り扱っています。更にこれらの周辺事業も展開しています。 |
住所 | 〒959-1286 新潟県燕市小関1065番地1号 |
TEL | 0256-66-3150 |
URL | http://yamaneji.com/ |
上越地区のねじ製造工場
上越地区にあるねじ製造工場を紹介します。
社名 | 株式会社 吉則螺子製作所 |
紹介 | 式会社 吉則螺子製作所は、冷間圧造に加え、切削加工、フライス加工、プレス加工などを手掛け、ハイグレードな製品づくりと長い実績があります。 |
住所 | 〒943-0225 新潟県上越市三和区野6138-2 |
TEL | 025-532-2701 |
URL | http://www.yoshinori.co.jp/ |
新潟県でおすすめのねじ製造工場
新潟県内にあるおすすめのねじ製造工場を紹介します。
社名 | ケーエスエス株式会社 |
紹介 | ケーエスエス株式会社は精密ボールねじをはじめ、転造ボールねじ、精密送りねじ、樹脂ナットすべりねじなどの直動部品の開発や製造を行い販売も手掛けます。 |
住所 | 新潟県小千谷市大字山谷字新保4-14 |
TEL | 03(3756)3921(代) |
URL | https://www.kss-superdrive.co.jp/index.htm |
新潟県のねじ製造工場が作るねじ・ボルト
新潟県のねじ製造工場が作るねじやボルトについて紹介します。ねじは、特殊ねじと規格ねじに大別され、ボルトやナット、ビスなどが含まれています。
特殊ねじ
特殊ねじは規格ねじとは異なり、複雑な形状をしていることが多いです。規格ネジは、ねじの長さやピッチ、頭は決められてことが多いですが、特殊ねじは要望する側と製造する側が話し合って、形状や材質などを決定します。特殊ねじはそれぞれの工業製品などに必要な特殊なスペックに対応します。特殊ねじの中には、少量生産からスタートして大量生産に移るものもあります。
規格ねじ
規格ねじはJIS規格やISO規格に準拠しており、メートルねじの他、ISOネジ、管用ねじに規格寸法があります。JIS規格は世界的なスタンダードであるISO規格に近づけようとしており、両者はほとんど同じになっています。
ボルト
ねじはらせん状の溝を利用して部材と部材を締結する機械要素の総称。一方ボルトは、らせん状の溝がある為にボルトはねじの一種という位置付けです。ネジの中でもボルトは、主にナットと組み合わせて部材と部材を締結します。主なボルトは8mm以上のネジ径があり、先端が尖っていない場合が多いです。
ボルトの種類
ボルトには六角形の頭をもつ六角ボルト、頭に六角の穴が開いている六角穴ボルト、頭の部分がリング状になっているアイボルト、頭の部分がチョウみたいな形をしているチョウボルトなどがあります。六角ボルトは自動車などに使われている一般的なもので、海外で大量購入することが多いです。六角穴ボルトは六角レンチを使用して、ねじ込みます。アイボルトは、吊り具として使用されることがあります。チョウボルトは工具なしで、手で締めたり弛めたりできます。
ボルトの製造工程
ある工場でのボルトの製造工程は材料切断、予備絞り、頭部圧造、六角抜き、ねじ転造、溶融亜鉛めっき行程となっているので紹介します。
材料切断では数トンの材料(コイル)を、ダブルヘッダー機によって伸線した後に、カットします。
予備絞りでは、ダブルヘッダー機の一番パンチを使って、頭部を成形(予備裾込み)します。ねじ部は絞り加工し、成形(転造下径)します。
頭部圧造では、ダブルヘッダー機の二番パンチで頭部を成形し、刻印(製造者記号、強度区分)します。
六角抜きでは、トリマー機で六角形に頭部をせん断し抜きます。ねじ転造ではねじ転造機でねじ山を作ります。
製造されたボルトは、溶融亜鉛めっき加工によって、防食性を高めます。溶融亜鉛めっき加工は、脱脂、水洗、酸洗、水洗、フラックス処理、乾燥、溶融亜鉛めっき、たれ切り、冷却、検査といったステップで行われます。脱脂は、ボルトの油脂や塗料類を取り除くために脱脂液に浸します。
水洗では、ボルトの脱脂液を取り除きます。酸洗はボルトの錆などを除去するために、塩酸に浸します。水洗では、ボルトの塩酸を取り除きます。フラックス処理ではフラックス液に浸し、フラックス皮膜を形成します。乾燥では、フラックス液を乾燥することでフラックス皮膜をしっかり形成します。
溶融亜鉛めっき加工では、溶融亜鉛が飛び散るのを防ぎます。溶融亜鉛めっきでは500℃程度に加熱した溶融亜鉛めっき浴に浸し、溶融亜鉛めっき皮膜を作り出します。たれ切りでは、遠心分離機で必要がない亜鉛を取り除きます。冷却では冷却したり、溶融亜鉛めっきを凝固したりします。検査ではベルトコンベアを使って、全数を検査。紹介したように、ボルトの製造はオートメーション化され、短時間に大量生産されています。
ナット
ねじはらせん状の溝を利用して部材と部材を結合するための機械要素の総称です。ナットは雌ねじといわれ、らせん状の溝が内側にあり、ボルトに結合させて使われることが多いです。
ナットの種類
ナットには六角形の六角ナット、接触部の面積を広げたフランジナット、頭が袋状になっている六角袋ナットなど色々な種類があります。六角ナットは一般的なナットで、ありとあらゆる機械に使われています。フランジナットは通常の六角ナットに比べ、安定した締め付けが可能です。六角袋ナットは自動車などのホイールなどに使われることが多いです。
ナットの製造工程
ある工場でのナットの製造工程では、材料受け入れ、圧造工程、中間検査工程、ネジ切り工程、出荷検査工程が行われるので紹介します。
材料受け入れは、コイル材の受け入れ作業が行われます。
圧造工程ではコイル材を切断した後に、ダイス(4つ)を使い、徐々に成形します。中間検査工程では図面の指示通り仕上がっているか、キズやバリの発生はないかについてチェックします。
ネジ切り工程ではネジを切り、出荷検査工程では、ネジの通りやキズやバリの有無を検査します。出荷工程ではメッキ工場に出荷します。メッキ処理ではメッキ工場で各種表面処理が行われます。
紹介したように、ネットの製造はボルトと同様にオートメーション化され、短時間に大量生産されています。
ビス
ねじはらせん状の溝を利用して部材と部材を締結する機械要素の総称です。ビスも同様にらせん状の溝を利用して部材と部材を締結するので、ねじの一種です。ビスはねじの中でも小さいサイズが多く、ネジ径が1~8mm程度で先端が尖っているものが多いです。頭に十字の溝があるビスが多く、ドライバーで部材にねじ込みます。ビスはナットを使わなくても、部材と部材を締結できるものが多いです。
ビスの種類
ねじには、頭分が皿状の皿小ネジ、頭分が鍋の底のような形のなべネジ、先端がドリル形状のドリルビス、木にねじ込む木ネジなどがあります。皿小ネジは、ねじ込む対象物の表面に頭が露出しないです。なべネジは一般的なビスに多いタイプです。ドリルネジは、穴が無くても対象物にねじ込むことが可能です。
工業用ファスナー
ファスナーと聞くと、カバンや衣類に付いているファスナーを連想しますが、工業ファスナーは違います。工業用ファスナーとは対象となる部材を締結したり繋ぎとめたりする機械要素のことです。例えば、ボルトやナットは工業用ファスナーの仲間です。
新潟県にあるねじ製造工場の強み
新潟県の燕市と三条市にはねじ製造工場が多い事は紹介しました。燕市と三条市を含む新潟県県央地域は燕三条地方とよばれ、全国でも金属加工製品の産地として有名なので紹介します。
1.ものづくりの環境が整っている
燕三条地方には昔から刃物や作業工具、金属洋食器などを作る伝統があり、ものづくりの環境が揃っています。
新潟県は金属加工で有名
燕三条地方にある企業は、ステンレスの深絞りをはじめ、ステンレスやチタンなどの切削作業、鈑金加工品の製作などを得意としており、金属加工で有名です。
行政が後押ししている
三条市には、金属加工産業の維持や拡大を目的とする補助金「金属加工産業維持支援事業補助金」があり、行政が後押しをしています。例えば、この補助金では若手経営者の育成に必要な経費や新規受注のための市場調査や販路開拓などに必要な経費を補助します。
2.流通に強みがある
新潟県には、高速道路網や空港、港が整備されているので、流通に強みがあるので紹介します。
高速道路網が整備されている
新潟県内には北陸自動車道をはじめ、関越自動車道、上信越自動車道、磐越自動車道、日本海東北自動車道があるため高速道路網が整備されています。高速道路が整備されている事で流通の高速化が実現され、金属加工産業をアシストしています。
陸海空の利便性
新潟県には日本海縦貫線が通るため、日本海側における交通の大動脈となっています。京阪神から首都圏、北東北へ続き北海道へ向かう貨物列車等が多く、各種産業の流通に役立っています。更に、新潟県には新潟空港や新潟港があり、空と海の交通を取り仕切っています。特に新潟港は、日本海側拠点港の中でも、国際海上コンテナ、液化天然ガスの拠点港に指定されています。
3.製鉄業・鉱工業に古くからの伝統がある
新潟県は古くから製鉄業・鉱工業に伝統があるので紹介します。
歴史ある製鉄業・鉱工業
新潟県内には製鉄業の会社などが40カ所あり、新潟市には17カ所、燕市には10カ所、長岡市には9カ所、三島郡出雲崎町には2カ所、糸魚川市には2カ所となっています。このようなことから製鉄業の会社は新潟市に多いです。新潟県内にある製鉄業の会社が新潟の産業を支えています。
生産・出荷・在庫数が豊富
製鉄業の出荷額は、新潟県の工業の4%程度を占めており、生産・出荷・在庫数が豊富となっています。
まとめ
新潟県でねじ製造工場を探すなら、新潟県内に本社があり豊富な種類のねじに対応している「ツルタボルト株式会社」がおすすめです。
ツルタボルトでは燕三条で培った確かな技術と経験で、特殊オーダー品も低コストで迅速に対応する事が可能です。
また、ボルト・ねじ類から機械・工具まで常時30,000点の在庫数で最適な製品を提案してくれます。今後はボルト・ナットを超えて、締結用品全般・締結を補助する工具などの情報・知識の提供などを顧客に提供していきます。
新潟県でねじ製造工場を探す際は、一度ツルタボルトへ相談してみると良いでしょう。