2020年07月04日公開
2020年10月26日更新
うちわボルトとは?換気扇の外し方など基礎を解説
うちわボルトとは、文字通り団扇の形状をしたボルトで、つまみボルトといわれるボルトの一種です。うちわボルトの特徴は、工具を使用せずに指でボルトを締めたり緩めたりできるところです。今回は、換気扇に使用されているうちわボルトの外し方も紹介します。

うちわボルトとは?
うちわボルトとは、文字通り団扇のような形状の取っ手が付いているボルトのことで、その形状から指にフィットしやすく、簡単に締めたり緩めたりすることができるものです。
うちわボルトは、工具を使用しない一般的なつまみボルトのひとつであり、つまみボルトには蝶の形状をした蝶ボルトや、ノブボルト、キャンディーボルトなどがあります。
うちわボルトは、つまみネジと呼ばれることもありますが、その形状から一般的にうちわボルトと呼ばれています。
たとえば、家庭用の換気扇の本体を止めているボルトに、うちわボルトを使用しているケースがあります。
うちわボルトの特徴
うちわボルトは、団扇の形状からつけられた名称ですが、基本的にドライバーやスパナといった工具を必要とせず、指で回すことができるという特徴があります。
締め付けや取り外しに工具がいらないことから、かなり便利なボルトだといえます。
うちわボルトが使われている物は?
うちわボルトが実際に使われているケースでは、換気扇の本体を固定する箇所や、その他の電気機器などの取り付けに使用されています。
換気扇からうちわボルトを外す方法
換気扇を掃除したいときに、まず換気扇の本体を外すことで掃除がしやすくなります。また、換気扇が故障した時にも換気扇の本体を外すことになります。
専門の業者に依頼する場合は、すべてを業者さんに任せればいいのですが、自分で取り外すことができれば、部品だけを購入して取り替えることもできます。
もし、そのメーカーと型番が分かれば、メーカーのホームページの取扱説明を調べれば、換気扇の取り外し方が記載されている場合もありますので、まず調べてみるのが良いでしょう。
そこで、今回はうちわボルトで換気扇を止めている場合での、一般的なうちわボルトの外し方を紹介します。
換気扇の羽根をスピナーで固定されている場合、まずスピナーを手で回して取り外します。スピナーは、通常はきつく締め付けていますから、片方の手で羽根を押さえておいて回すようにします。
スピナーは、一般的なネジと逆で、通常は緩めるときは時計回りに回すことになります。左に回すと、逆に締め付けることになりますから、注意が必要です。
スピナーを外すことができたら、羽根の部分を手前に引き抜きます。スピナーと羽根の隙間にゴミなどがあって固着して外しにくい場合は、固着している部分を温めると外しやすくなる場合があります。
スピナーがなくて羽根と一体化している場合は、別の場所にネジがあってそのネジを緩めることで外せます。また、ボタンを押すことで羽根のロックが外れて羽根を外せるような構造になっているものもあります。
換気扇の本体を取り外したい場合は、換気扇上部に指で回すことができるうちわボルトがありますから、そのボルトを緩めることで、換気扇が枠から外せるようになっています。
指でうちわボルトが緩まない場合は、プライヤーなどを使って緩めます。うちわボルトを外したら、枠ごと室内側に引いて取り外します。
まとめ
今回は、換気扇の本体などを止めるうちわボルトとはどんなボルトなのか、その特徴についてまとめました。また、換気扇の本体を止めているうちわボルトの外し方についても紹介しました。
・うちわボルトとは、文字通り団扇のような形状の取っ手が付いているボルトのことで、その形状から指にフィットしやすく、簡単に締めたり緩めたりすることができるボルトです。
・うちわボルトは、ドライバーやスパナといった工具を必要とせず、指で回すことができるという特徴があります。
・うちわボルトが実際に使われている箇所には、換気扇の本体を固定する場合や、その他の電気機器などの取り付けに使用されています。
・換気扇の本体を取り外したい場合は、換気扇上部に指で回すことができるうちわボルトがありますから、そのボルトを緩めることで、換気扇が枠から外せるようになっています。